当相談室について
青山こころの相談室は、小さな相談室です。
自分を肯定できない、大切な人との関係で悩んでいる、職場で上手くいかず苦しい、ずっとご自分の生きにくさがどこからくるのか分からないので知りたい、親との関係が解決しない、お子さまのことをご心配されているなど、さまざまなお話をもっとしっかり、ゆっくり聴かせていただきたいと考え、大学の相談機関を飛び出して2019年に外苑前に開室いたしました。
さまざまなストレスから逃げることのできないこの社会で、私たちはもがき、苦しみ、傷つき、常に不安と孤独を抱えて生きています。
ときには自分のこともよく分からなくなり、どうしたらよいのか迷ってしまうこともあるでしょう。
ときには溢れそうになることも、苦しさに立ち止まって動けなくなることも、押しつぶされそうになることもあるでしょう。
いま抱えていらっしゃる苦悩はいったいどこからくるのか、どのような要素があるのか、しっかりとお話を伺い確かなアセスメントをさせていただきながら、ご一緒に解決を考えさせていただきたいと思っています。
2020年からオンラインカウンセリングも開始いたしました。ご遠方の方、来室のお時間が取れない方は是非ご利用ください。
青山こころの相談室の特徴
心理の専門家であること
私たち青山こころの相談室のカウンセラーは、経験豊かな臨床心理士であり、国家資格である公認心理師です。
全員が臨床心理学の理論、技法およびアセスメントに関して十分に訓練を受けた専門知識のある臨床心理の有資格者で構成されています。
臨床心理学の理論と技法を柔軟に用い、その方にあった方法を選択し解決することを目指しています。
医療機関ではありませんので医学的診断は行いません。
発達と発達特性に詳しいこと
対人関係やコミュニケーション、不注意などの生きにくさや、パートナーとの関係、職場、学校での苦戦の背景には、発達の認知特性が関与していることがあります。
お子さまの場合も、現在呈している困難について、年齢に応じて生じる発達段階の課題と、神経発達の特性による影響の可能性について捉える必要があります。
私たち青山こころの相談室のカウンセラーは発達心理学および発達特性に関して豊富な知識と経験を有していることを強みとしています。心理検査に精通しているカウンセラーによる正確なアセスメントに基づき、抱えていらっしゃる生きにくさ、苦戦の背景を読み解きながら、ご一緒に考えていきます。
家族・カップルの問題に詳しいこと
私たちは個人の心理療法、カップルカウンセリング、お子様の発達についての家族カウンセリングなどを行っています。
特にカップルの問題についてのカウンセリングでは(個別カウンセリング・カップルカウンセリング・複合型カウンセリング)、パートナーとのコミュニケーションがうまくいかない、情緒的交流が足りないと感じる、将来について話し合えないなどの苦しさについてご一緒に考えていきます。
パートナーが発達障害の傾向があるとき、共感性や情緒的交流の問題から生じる “カサンドラ症候群” についてたくさんのご相談をいただいております。
またお子様の発達や適応の問題についても、パートナーと共通理解がなされていない場合や、パートナーとの葛藤がお子様の発達や適応に影響していることもあります。青山こころの相談室は家族全体を包括的に考えることを大切にしています。
どのカウンセラーも発達特性を持っている方と家族に対する臨床経験があります。
職場復帰・就労支援に詳しいこと
職場の人間関係やストレスによって、メンタルヘルス不調に陥り、うつ病に至ることがあります。うつ病はエネルギーが枯渇した状態です。休養や薬物療法が必要になります。うつ病には認知行動療法の適応が有効です。
一方で職場の対人関係やコミュニケーション、何らかの上手くいかなさにより、メンタルヘルス不調を繰り返してしまう背景には、何らかの生得的な認知特性による生きにくさが関係している場合があります。
青山こころの相談室では、そのような特性を考慮しながら心の問題や適応を考えていきます。
青山こころの相談室ではうつ病による休職の際の職場復帰、あるいは就労支援について問題をアセスメントし、ご一緒に問題解決をしていきます。
EAP(従業員支援プログラム)とも連携をさせていただいています。(詳しくはお問合せください)
アセスメントに詳しいこと
こころの問題は生物・心理・社会の要素が関係しています。その方にとってベストな支援の在り方を検討するためには、その方の生物(持っている力)・心理(認知・感情・動機づけ)・社会(コミュニティ・関係性)の各要素や変化を的確に把握することを目的とした心理的アセスメントが求められます。そのひとつが心理検査です。
青山こころの相談室で行っている心理検査には主にパーソナリティについての心理検査と、認知能力についての心理検査(知能検査など)があります。
その他の検査も含め、カウンセラーが何らかのアセスメントの実施が妥当だと判断したとき、必要に応じてご提案し、当事者(未成年者の場合は保護者)のご同意をいただいた上で実施させていただいています。その方にとって不必要な検査、ご納得のいかない検査はいたしません。
青山こころの相談室のカウンセラーは、経験豊かな臨床心理士であり、国家資格である公認心理師です。アセスメントに関して十分に訓練を受けた専門知識のある臨床心理の有資格者で構成されています。
問題を構成している要素を正確に把握するために必要なアセスメントを実施し、結果を分かりやすく丁寧にお伝えします。