ご相談内容
Q&A
Q.カウンセリングって何をするのですか?
A.こころが重く苦しい時、何らかの壁にぶつかっている時は、その方のこれまでのやり方では上手くいかなくなっている状態です。その苦しさがどこからくるのか、ご自分の気持ちも含めわからなくなっていることもあります。
そんなとき、自分の気持ちや悩みを他者に話す、言葉にすることはこれまでのものの捉え方、記憶や思考を再検討し、再体制化する機会となります。
カウンセリングは、こころの専門家として言葉にされた思いを受け止め、ご一緒に考え、ご一緒にその問題を整理する作業を通して、解決の糸口を見つけることをお手伝いします。
Q.カウンセリングは話を聞いてもらうだけなのですか?
A.「以前カウンセリングに行ったけれど話をただ聴いてくれただけだった」という思いをされた経験を耳にします。「スクールカウンセラーに話したがなにも教えてくれなかった」という臨床心理士に対する失望を伺うこともあります。確かにこれまでの臨床心理学では傾聴することのみを重視する考えがありましたが、現在はこころの問題には生物・心理・社会の要素が関係しているという考えに変わってきました。その苦しさには、生物(持っている力)・心理(経験から作られた認知・感情・動機づけ)・社会(コミュニティへの適応・関係性の問題)が複雑に関係していると考えます。私たち青山こころの相談室のカウンセリングは生物・心理・社会の側面を考慮し、問題を丁寧に紐解き、ときには助言をさせていただきながら実践的な解決をご一緒に考えていくことを大切にしています。
初回はインテーク面接としてご相談の内容を伺うことが中心になります。ご了承ください。
Q.どのくらいの期間や回数、カウンセリングに通うのですか?
A.カウンセリングの頻度(回数や期間)は、担当カウンセラーとのご相談で決めていただきます。2週に1回〜月に1回程度をお薦めしています。特に期間は、相談される内容やご事情によって異なります。
カウンセリングは継続することによって効果がありますが、いつでも中断していただけます。
Q.日々の小さな出来事の問題なので、相談してよいのか不安なのですが?
A.私たちの苦しさは大きな出来事による強いストレスによるだけでなく、毎日の小さな日常的なストレスに長期間晒されていることでも生じます。特に後者は問題として気づきにくく、周囲にも理解されないことがあります。どんな些細なことでも苦しさが蓄積され、溢れてしまうことがあります。どんなことでもご遠慮なくお気軽にご相談ください。
Q.カウンセリングルームに行くのが難しいのですが
A.対面式のカウンセリングだけでなく、オンラインカウンセリングも実施しております。ご遠方の方、お時間が取れない方はオンラインカウンセリングのご案内をさせていただきます。お気軽にお問い合わせください。
Q.カウンセリングで発達障害などを診断してもらえますか?
A.医療機関ではないため診断をすることはできません。信頼性のあるアセスメントを実施することにより、その方の現在の状態、考え方、認知様式を知ることでご自身の特性の理解に役立てていただきます。公認心理師法に基づき、医療機関等との連携をさせていただきます。検査の結果は医療機関における診断の資料となります。
Q.臨床心理士・公認心理師のカウンセリングとそうではないカウンセリングとは何が違うのですか?
A.青山こころの相談室は臨床心理士および公認心理師の資格を持つこころの問題についての知識と研鑽を積んだ専門性のあるカウンセラーで構成されています。こころの問題についてのカウンセリングはそれを標榜すればだれでもできますが、臨床心理士および公認心理師の資格は、臨床心理学の専門性と経験を担保するものです。また、公認心理法に基づく公認心理師の職業倫理および臨床心理士の職業倫理に基づいてカウンセリングを行います。
Q.カップルカウンセリングに行きたいのですが、まず私ひとりでもよいでしょうか?
A.カップルのお話の場合、カップル、個別、並行など形態を状況によって選択していただけます。カップルカウンセリングは必ずカップルでいらしてくださいとお願いすることはありません。問題意識と同様に、来談の動機づけは、個人差があります。まずは問題意識がありカウンセリングのご希望がある方からお話を伺うこともあります。